hikkaの新たな試み「アップサイクルクリエイション」Vol.1
これまで社会における存在意義を意識し、「ブランドのあり方」=「社会貢献」という形を採用してきました。今回、新たにリリースされる「アップサイクルクリエイション」は、これまでのhikkaとは、また一味異なる社会貢献性を持ち合わせます。
hikkaがブランド設立以来、大切にしてきたもの。それは「DIVERSITY」「SUSTAINABLE」「JAPAN QUALITY」。社会的に存在意義があるからこそ、お客さまからも支持される。それが、世の中へ2つと同じもののない花のプロダクトを届ける上で守り続けてきた指針。今回、新たにリリースされる「アップサイクルクリエーション」は、これまでのhikkaとは、また一味異なる社会貢献性を持ち合わせるコレクション。ダイレクトにプロダクトを通じて循環型社会への貢献をしていきます。
「アップサイクルクリエイション」に対する想い
「アップサイクルクリエイション」をリリースしたhikkaディレクターの松本汐。彼女はなぜ、このコレクションを立ち上げたのでしょうか。その想いを語ってくれました。
松本:自分自身がどうしても「もったいない」と思ってしまう性格で、捨てられていくものに魅力を感じたり、そのようなものからアイディアが生まれたりします。hikkaでは日々、花という美しいものを扱い、お客さまへプロダクトとして届けていますが、作業過程において利用することのできない部分が出てきてしまったり、デッドストックが生まれたりしてしまいます。これらは、通常なら捨てられるものばかり。でも、その使えない「やまづみ」を見るたび愛おしく感じていた自分がいました。そこから、気がついたらhikkaとして、その「やまづみ」に対して何かできることはないかと考えるようになっていました。
hikkaの考えるアップサイクルをお客さまへ届けるために
それでは、どのようにして現状では「使えないもの」を「使える形」へと導いたのでしょうか。そこには、ディレクターとしての発想力と常に新たな価値を創造したいという信念がありました。
松本:製作過程において発生してしまう、利用することのできない部分やデッドストックといった「やまづみ」。それらにもう一度価値を与えて、どのようにしたらお客さまが喜んでもらえるかをhikka立ち上げ以来ずっと考えていました。それは、hikkaの商品が支持されればされるほど、その「やまづみ」は増えていったからです。ある時、「手紙に花が添えられていたら素敵なのでは?」と思い、すぐに商品化を検討しました。それは、長年想い続けてきた「やまづみ」に、もう一度価値を与えることができると思ったから。本来は捨てられる部分である花々をカラーや大きさのバランスが整うようアソートメントして、ハガキを付けたボックスに詰め込みました。そうして「アップサイクルクリエイション ハガキボックス」にやっとたどり着いたのです。生産過程における端材を利用しているため、2つと同じものはない、もらった人がきっと笑顔になる、そんなハガキができあがったと感じています。
もう一度価値を与えて、喜んでもらえる形へ
どのようなプロダクトであっても、製作や製造過程において使えないパーツや端材が発生してしまうことは、もはや仕方がないこと。しかし、それらにもう一度価値を与えて、誰かが喜んでくれるものへ昇華させてあげることこそ、ブランドとして社会に対する、もう1つの役割であると考えます。hikkaの「アップサイクルクリエイション」は、そんな想いや価値観から生まれたのです。